結婚を機に持ち上がることの多い話題、それが「義実家との同居」です。
「家賃が浮くから」「親の介護も視野に入れて」「義両親が希望している」など、同居を検討する理由は人それぞれですが、同時に「気を遣うのでは?」「夫婦の自由がなくなるかも…」という不安の声も少なくありません。
今回は、義実家との同居にまつわるリアルな体験談を交えつつ、同居を「する・しない」を判断するうえでのヒントをお届けします。
【体験談1】義両親と仲が良くて快適な同居
30代女性・結婚3年目
「結婚と同時に夫の実家で同居を始めました。義母は優しくて、私を娘のように接してくれるのでありがたい存在です。共働きなので、夕飯を手伝ってくれるのも正直助かっています。もちろん気を遣う場面はあるけれど、週末は夫婦だけで外出する時間も取れていて、ストレスにはなっていません。」
ポイント: 義両親との関係が良好で、お互いに尊重し合える距離感が保てていることが、同居成功のカギ。
【体験談2】生活習慣の違いに苦戦中
40代男性・結婚10年目
「親の体調が悪くなり、妻と子どもを連れて実家に戻りました。でも、食事の時間やお風呂のタイミングなど、小さな習慣の違いで妻がストレスを感じるように。義母との会話も気を遣いすぎて疲れているようで、少しずつ夫婦の会話も減ってしまっています。」
ポイント: 生活スタイルや文化の違いは、毎日の中で少しずつストレスとして蓄積されやすい。特に義家族との関係性が密な場合は注意が必要。
【体験談3】最初は我慢していたけれど、今は別居へ
30代女性・結婚5年目
「義父母との同居は結婚後すぐから。はじめは“嫁だから当然”と思い込み、頑張って合わせていました。でも徐々に不満が募り、心身のバランスを崩してしまい、夫と話し合って現在は近所に別居中。今の方が家族関係も良くなり、程よい距離を保てています。」
ポイント: 我慢の積み重ねは限界を迎える。思い切って別居に踏み切ることで、お互いの関係が改善することもある。
同居のメリット
- 経済的な負担が減る(家賃・光熱費など)
- 育児や家事のサポートが受けられる
- 親の介護など、将来への備えになる
同居のデメリット
- 生活の自由が制限されやすい
- プライバシーの確保が難しい
- 義両親との価値観の違いに悩むことも
同居を考える際のチェックポイント
- 義両親との関係性は良好か?
- 夫婦で「本音で」話し合えているか?
- 同居後のルール(家事分担・お金・生活時間)は決まっているか?
- ストレスを感じたときの逃げ場があるか?
まとめ
義実家との同居には、メリットもあればリスクもあります。大切なのは「誰のための同居か?」を見失わず、夫婦で納得したうえで決断すること。
一度始めた同居でも、無理だと感じたら見直す勇気も必要です。お互いが心地よく暮らせる形を模索しながら、「家族」としての新しい距離感を築いていきましょう。