結婚後の「親との距離感」はどう保つべき?

結婚とは、ふたりの人生をスタートさせること。でも、それと同時に「親との関係性」も変化するタイミングでもあります。

「親が干渉してきてつらい」「連絡を取らないのも失礼な気がして…」「義両親との距離感が難しい」など、結婚後の“親との距離”問題は、意外にも多くの夫婦が抱える悩みです。

この記事では、結婚後に両親・義両親との距離感を上手に保つための考え方とコツを解説します。

1. 「結婚=自立」の意識を持つ

まず大前提として、結婚は親元を離れて“ふたりの家庭”を築くことです。親のアドバイスがありがたくても、最終的にどうするかを決めるのは自分たち。

「何かあったらすぐ親に頼る」関係を続けていると、夫婦の自立が遠のいてしまいます。

2. 頼りすぎず、無視しすぎずの“中間距離”を意識

親との関係において大切なのは、“ちょうどいい距離感”。

  • 頻繁に干渉されると、夫婦のストレスに
  • 連絡をまったく取らないと、逆に心配や誤解の元に

週に一度のLINEや、月に一度の電話など、自分たちなりのペースを決めておくと、無理なく付き合っていけます。

3. 義両親とは“配偶者を通す”のが基本

義両親との距離感に悩む人は多いですが、基本は配偶者を通じてやり取りするのが円滑です。

たとえば「連絡が多すぎてしんどい」と感じた場合、自分から直接言うよりも、パートナーからやんわり伝えてもらった方が、角も立ちにくくなります。

4. 感謝の気持ちは忘れずに

親や義両親に対して、「干渉してこないで」と距離を取るときこそ、「いつもありがとう」「気にかけてくれて嬉しいです」といった言葉を添えると、関係は良好に保ちやすくなります。

距離を取る=冷たくする ではないということを意識しましょう。

5. 親の価値観に“飲み込まれない”ことも大切

結婚後、親からのアドバイスや指摘に悩むこともあります。そんなときは、「受け入れる」か「受け流す」かの線引きを持つことが必要です。

親の期待や常識が、すべて自分たちに合うとは限りません。「自分たちらしい家庭」を築くためには、柔らかく聞きつつも、自分たちの判断基準を忘れないことが大切です。

6. 子どもができたら、距離感は再調整を

出産や子育てが始まると、親との距離が再び変化することがあります。手伝ってもらう場面も増える一方で、過干渉に感じることも

この段階でも、夫婦で「どこまでお願いするか」「どこまで立ち入ってもらうか」を話し合い、ルールを決めておくことが重要です。

まとめ

結婚後の親との距離感は、正解があるようでない“繊細なバランス”です。

干渉されすぎない、でも孤立しない。お互いを思いやりながら適度な距離を保つことが、円満な親子関係と夫婦関係を両立するカギになります。

大切なのは、夫婦ふたりの考えを軸にすること。親との関係に悩んだら、まずはパートナーとじっくり話し合ってみてください。