28歳 女 将来への不安が払拭された
28歳の主婦です。
現在妊娠9か月で、主人とは4年間交際し妊娠が発覚してすぐに入籍しました。
主人とは、お付き合いを始めた頃から結婚を意識していました。
主人と出会う前の私はフラフラとしていて、したいこともあるし、結婚をどこかつまらないものと思い全くする気がありませんでした。
しかしこの人となら結婚をしようか、と思ったのは彼の誠実な人柄と結婚できたらいいねという言葉とそれに向けた具体的な行動の後押しの他に、決定的な出来事がありました。
彼とお付き合いを始める少し前、私の父が亡くなりました。
私は父のことが大好きだったため、大変ショックでした。
家族を亡くすということが初めてだったのですが、私には家族が居たんだ、孤独じゃなかったんだ、恵まれていたんだと思いました。
いつかまた、私より先に家族の誰かをなくしてしまうだろう…そう思うと、ある確信が生まれました。
家族を作らなければいけないということでした。
弱く卑怯な考え方ですが、私には友人がそれほどおらず、困った時に他人に頼るのが苦手ということもあり、間違いなく、家族を作らないとこの先耐えられないだろうと思ったのです。
そんな思いを抱えながら、主人とお付き合いを始めました。
先に述べた通りに彼の人柄もあり、少しずつ少しずつ関係を深め、家族になることができました。
根底に自分勝手な一人になりたくないという思いがあったことは情けないことですが、結果的に結婚できてよかったなあと思っています。
ひとつはもちろん自分自身が今寂しくなく、将来への安心感も得られたということ、もうひとつは主人や子供のことを想い幸せを願う日々の中で、家族というものは家族のことがどれほど心配なのかということがわかった今、父を亡くして落ち込む私を心配していた、私の母を安心させられたということです。
私が妊娠8か月のお腹で主人と一緒に地元に帰省した時、母は近所の人のところへ私と主人をあちこち引っ張っていき、見せびらかしました。
恥ずかしかったですが、その時の母親のはしゃぎっぷりを見て、結婚してよかったと心から思ったのです。
私が幸せになるには結婚が一番の方法だと思いましたが、それは人それぞれだと思います。
人と一緒に暮らすとして「結婚」という形式が必要というわけでもありません。
ただ、あの時、自分が幸せになるにはどうしたら?ということを考えてよかったなと思っています。